iPad で描いてみた
1100pix 完成はこちら→クリック(別窓)
Photoshop で水泡を追加してみた版→クリック(別窓)

使うツールは「アートスタジオ」。色々試して個人的に一番使いやすいと思えるツール。
・常にツールボックスを表示できる(消すこともできる)
・ブラシのカスタマイズが豊富。全体的にツール類が使いやすい
・選択範囲での部分移動・サイズ変更・塗りつぶしができる。
・iPad 2 では 2048 x 2048 までのキャンバスが使える(iPad は 1024 x 1024 まで)
こんなところが気に入っています。

1.iPad の絵描きソフトは多数のレイヤは使えません。このソフトも最大6レイヤまで。
なのでレイヤをいくつも使って描き分けるスタイルの人にとっては使い勝手が厳しいかもしれません。
レイヤをひとつ作り、そこに直接線画を描きます。
イメージは人魚と「光りフジツボ」のいる海底。

2.もうひとつ「塗りレイヤ」を作って塗ります。はみ出しはあとで消せばよいからキニシナイ

3.ざっくり塗って色を見ます。海中だからブルー系でいきましょう。

4.背景をグラデーションで塗りつぶし。
じつは iPad ではこうした単純な「塗り」もできないペイントソフトがけっこう多いのです。

5.岩など描きこみ。細部を徐々に修正。

6.鉛筆ブラシの「ジッター」や「入り」「抜き」の細さを調整すると泡が描けます。
7.光の効果等追加し、最後はPSD ファイルで書き出して PCのフォトショップで色合いを調整しリサイズして完了。
iPad 雑感
iPad2 になると扱えるキャンバスサイズが増え、かなりの部分までこなせるようになります。
では iPad さえあれば PC は不要か? というとそういうことは決してありません。

一番の問題は色合い。iPad はICC プロファイルに未対応です。
iPad で綺麗に描けたと思ってPCに絵を持って来ると、かなり色合いがずれてしまいます。
上の画像の右がPCのカラーキャリブレートされたモニタ上で iPad の画面で見る絵とだいたい似た色に合わせたもの。
そして左が無加工オリジナルの jpeg をPCで開いたときのものです。
iPad 上で右の画像のつもりで描いていて、PCに送ったりウェブに載せたりすると左の画像で表示されてしまいます。
あ゛〜〜、なにこの色…今までの時間と努力が・・・と、しばし気落ちすること確実。
iPad のソフト、Photogene や Filterstorm でホワイトバランスを調整してみたりもしましたが、余計バランスが狂った・・
もっとも、iPad だけで完結している環境なら問題ありません。
iPad で描いた絵を web に載せ、iPad で観るぶんには描いたときと同じ色合いで表示されます。
なので外部にエクスポートすると色がおかしくなること自体、恐らく気がつかないと思われます。
その一方、PC 向けに後調整された画像を iPad で観ると逆に色合いが変わってしまいます。
(上の画像をPCで見ると左は赤紫が強く、iPad で見ると左は正常で右のほうが緑がかぶって見える)
ともあれ、PC で web を見る人がずっと多いのは事実なのでできればそちらに合わせたい。
となると iPad で描いた絵を正しい色で見てもらうために、 PCで色合いを修正できる環境も必須ではないかと思うのです。
従ってすべてを iPad だけで完結させるのは難しいなぁというのが現時点の感想です。
持ち歩いて気軽にアイデアをスケッチ→PCで清書というのが良いのかも。